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当たり前のことに違和感を感じるのは新たな時代のために必要な才能

当たり前とされていることを当たり前のことだと思えないというのは貴重な才能です。

当たり前のことのはずなんだけどなんか違和感を感じる、ということから発見や発明が生まれることもあります。

周囲の人々が同じように感じていなくても気にすることはありません。

コロンブスの卵と同様で、聞けば新たな当たり前になり、知らなかった自分には2度と戻れない、けれど自力でそれに気づくのは難しいことだからです。

この記事は自分らしく生きるにはゾンビが伝染しないようにするといいの続きにあたる内容です。

当たり前とされていることに違和感を感じられる感覚はほとんど超能力

新たな当たり前の世界になったあとでかつての当たり前を見かけるとものすごい違和感を感じます。

いま歩行喫煙が禁止になっている街が増えています。禁止になったばかりのころはそれまでのように街中でタバコを吸って罰金を支払っている人の映像が夕方のニュースなどで放映されていました。

そういった街では喫煙しながら歩いている人を本当に見なくなりましたが、もしいま歩行中におもいっきり喫煙しながら喫煙禁止エリアを歩いている人を見かけたらものすごい違和感を感じますよね?

当たり前とされていることを当たり前のことだと思えない感覚があるということは、まだ禁止されていないときからこの違和感を感じることができる、つまりあるべき理想の未来、もしくはそもそもあるべき姿から届く感覚に気づくことができる能力があるということです。

これはその感覚を感じない人にとってはほとんど超能力レベルだと思います。

老化が進むほど当たり前のことに疑問を感じなくなる(だから詐欺被害にあうことが多い)

人間は知らず知らずのうちに普段の日常生活に必要な考えかたや振る舞いかたを自動化しています。自動処理のスイッチが入ったら一連の処理がすべて完了するまで全自動で行われるように自分をプログラミングしているようなものです。これがあるおかげで貴重な判断力や思考力を大事なことのために温存しておけるのです。

ただ、そうなると気づかなければならない異変もスルーしやすくなってしまいますし、軽く気づいたとしても自分は大丈夫だろう(正常性バイアス)とか、ここまで進めたのにいまさら引っ込みがつかない(サンクコスト)とかもあるので、行動がどんどん硬直化していってしまいます。

人間のこういった特徴は高齢になるほど顕著にあらわれるそうです。特に偉い人、そして男性のほうがそうなりやすいそうなので、自分に思いあたるフシがある人は注意したほうが良いでしょう。

さもないと不当に高額な品物を買わされているのに詐欺まがいの悪徳業者だと気づかずにお金を支払いつづけたり、災害がおきていて至急避難すべきなのに逃げ遅れてしまい命を落とすことにつながってしまう可能性があります。

ではいったいどう注意すればいいのでしょうか?

自分の好き嫌いに敏感になることで人間本来の感覚を取り戻せる

自分が当たり前だとしていることには思考停止している、ということを知ることです。そしてこのことは日常生活でほぼ無意識にできるすべてのことにあてはまります。

だからといってヴィパッサナー瞑想のようにすべてを自覚的に観ずるなんて簡単にできるものではありません。

しかし誰でも世界を意識的に感覚できる方法はあります。しかも簡単です。

それは自分の好き嫌いを無視しないことです。好きなもの、嫌いなものに敏感になることです。

そうすることで自分の感覚を素直に感じることができるようになり、ちょっとした違和感もスルーしないようになっていきます。

先ほどみんなが当たり前だと思っていることに違和感を感じるのはほとんど超能力に近いと書きましたが、実際のところは野性の勘を取り戻すことに近いです。

生き延びるために生命が備えている能力を文明生活が封印してしまっている形になってしまっているのが現代の都市生活なわけですが、その本来持っている能力を使うだけなので簡単で効果絶大です。

文明が高度になるほど人間に備わっている本来の感覚が重要になる

特にこれからは自動化系の仕事はAIがすることになっていくので人間のすることを自分で自動化する必要がどんどんなくなっていきます。

長い目で見れば人間の歴史は本来の人間らしさが必要とされる世界になっていく歴史です。

そのためには基本に立ち返り、まずは自分の好き嫌いに敏感になることから始めましょう。

こどもはみんなできていますよ。

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Author

naoan

始めるのに遅すぎることはない、とすごい人たちがみんな口をそろえていうので、まにうけて人生たのしもうともいます!