シフト操作は親指でも中指でも共通の動作として脳に認識されている
中指シフトの月配列E-Xを練習しています。普段の仕事が忙しいときは時間がとれないので、どうしても練習したりしなかったりになります。睡眠時間の確保のほうが優先順位が高いからです。
先日、生まれて初めての中指シフトを体験しました。そのときは『中指シフトは親指シフトとローマ字入力の中間のような感触』だと書きました。
シフト面の練習を開始した途端に親指シフトの古い動作記憶が顔を出してきた
何回か練習しているうちに最初ほど集中しなくてもできるようになっていきます。短期間ながらだんだん自動的になっていくのがわかって、自分のことながら、ちょっと不思議でおもしろいです。
自動化が進むと集中して取り組んでいたときにはしなかった間違いをするようになりました。一定のリズムにのって入力しようとしたときに、最近はもう使っていない親指シフトの動作がでてきたのです。
シフト操作をしようとするとそれ専門の神経回路が起動してくる
やはり「シフト操作」というカテゴリで脳が認識しているということがわかりました。シフトなしの文字の練習をしていたときには親指シフトがでてくることはまったくなかったのですが、中指シフトの練習段階に入ったとたんに顔を出すようになってきたからです。
ローマ字入力が前置シフトと考えられるというのは、論としては間違っていないですが、机上の空論です。僕が中指の前置シフトを練習してみたところ、ローマ字入力の干渉は一切ありませんでした。むしろまったくスタイルの違う親指の同時シフトのほうが干渉します。
ローマ字入力はコードストローク、つまり組み合わせ入力だからシフト入力とは世界が違う
シフト面にある文字を入力する、という認識で入力しているから親指シフトのころの記憶が干渉してしまうのです。ローマ字入力は単一面にあるキーの組み合わせで入力するものと思って使ってきているので、そもそもシフト面という考え方がありません。同じキーボードを使いますが、脳にとってはまるで違う世界なのです。地動説と天動説のようなもので、相容れないものなのです。
いつまでも昔の自分と同じつもりでいたら怪我をします。これが感覚的に近いです。なんのこっちゃという感じですが、つまり要するにまるでリハビリです。少しずつ新しい自分に慣れていく感覚です。
月配列E-X D シフト上段のキー配列
というわけで今回は、D シフトの上段の文字を練習します。
下記の並びになっています。
|づ| |ヴ|ぢ|ぐ|ち|ゅ|せ|め| |
練習用テキスト
なるべく自然な日本語になるように作った短文で練習していこうと思います。単打面とDシフト面の上段の文字だけで作成しています。
ちのうてすと
ぐっとくる
きゅうしゅうにいこう
せいせきできまる
めっけもんですな
ぢしんです
ちぐはぐになってる
せしゅうせい
めつきにでてる
いヴにまってる
かなしいめにまけるな
つづきはまたのきかいに
せきしゅのはくしゅ