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気が散るときはむしろ頑張って集中しようとしないほうがいい

集中しないといけないのに、なぜか気が散ってしまってうまく集中できない。よくあることだと思います。

これはくさいものにフタをしている兆候です。パンドラの箱をあけましょう。思ってもみなかったすごいアイデアがでてきます。

無理に集中しようとするのは効率をさげる

なにかをしている最中にほかのことが頭にちらついてしまうことが僕にはよくあります。いま取り組んでいる目の前のこととは違う別の何かが浮かんできてしまって、その取り組んでいるものがいつまでたってもなかなか進まない。

浮かんできたものに心を奪われてしばらくたってから我にかえります。

え~っとどこまで進んでたんだっけ、そうだここまで進んでいたんだ、続きはここからだから、、、

(このあたりでふたたび別の何かに心を奪われてしばしの時が経ちます)

・・・イカンイカンまた違うことを考えてしまった、え~っとどこまで進んでたんだっけ、そうだここまで進んでいたんだ、続きはここからだから、、、

ということを繰り返すのでちっとも進まない。もうほとんど同じ時間をリピートしてる感覚で、自分がやっていることながら「無駄なことしてる感」が強くて疲れます。

こういうときは頑張って集中しないといけない、と思ってしまうのが今までのパターンです。

ある日ふと、それが間違いの元なのではないだろうか、と思いました。

自分を見て見ぬふりをすることはリソースを大量消費する

気になることがあるのにあたかもそれがないかのように違うことに集中するというのは、目前の問題に気づいていながら気づかないふりをすることと変わりません。いわゆる「くさいものにフタ」というやつです。しかしフタをしていい目にあったことはありません。

普通、問題があるのに放置しているとどんどんこじれていってしまいます。こじれてからだと大変なのでこじれる前になんとか対処しようとします。

だからたとえば成績がなかなか上がらない子に集中しろというのはもう完全に間違っているわけです。

勉強に集中できないようにさせている問題に対処しないでどうして成績をあげられるというのでしょうか。

学習塾を運営している知り合いもこういってました。

家庭環境や学校での生活などで精神的に落ち着くことができないようなストレスが存在する子は学習内容がちっとも身につかない。

一生懸命勉強しているのになぜかできるようにならない子に話を聞いてみると、落ち着いて勉強に取り組むことができないような問題をなにかしらかかえている。

あたまに勝手に浮かんでくることは、気になっていることがあるんだよと訴えているのです。これを無視するのは自分の能力や可能性を殺しているも同然なのです。

気になっていることから目を背けないから飛躍がある

あたまに浮かんでくることにまともに向き合って成功している例はたくさんあります。

アルキメデスのエウレカとか、ベンゼン環を思いついたケクレの夢とか、朝起きたらできていたポール・マッカートニーのイエスタデイとか、テスラやスペースXを経営するイーロン・マスクが着替えの途中でいろんなことが浮かんできてしまってボタンをはめ終えることができないこととか、茂木健一郎がちいさいころから「ひとり学級崩壊」状態だったこととか、全部一緒です。

(というか、いつもそのことを夢中になって考えているから浮かんでくる? そこはニワトリとタマゴの関係でどちらかに決められるものではないかと思います)

昔の日本はこういうところに寛容だったからノーベル賞受賞者が多い、というのは否定しづらいと思います。

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naoan

始めるのに遅すぎることはない、とすごい人たちがみんな口をそろえていうので、まにうけて人生たのしもうともいます!