/ / #月配列 #親指シフト 

人間本来の自然の仕組みとして、何か新しく学習するときは沢山のインプットと十分な睡眠の両方が必要

やっぱり単純なものでも組み合わせると全体が複雑になるんだ、ということが今回の練習で体感できました。

どういうことかというと、親指シフトの同時打鍵判定に、自由な成長の限界を感じてしまったので、月配列E-Xを使ってみようとしているところなのです。

で、前回の『タイピングは実際にやってみるほうが覚えようとするよりも早く簡単にできるようになる』ではシフトなしの下段を覚えました。

#月配列 #練習 #親指シフト

タイピングは実際にやってみるほうが覚えようとするよりも早く簡単にできるようになる

親指シフトの同時打鍵判定に、自由な成長の限界を感じてしまったので、月配列E-Xを使ってみようとしています。今回覚える文字の並びはシフトなしの下段です(QWERTY配列のZの段)。今回もいきなり使う作戦でいきます。やはり前回と同様に言葉の選択と文字の場所の記憶を同時にしなくてもすむよう事前に入力する言葉を選んでおきました。

つまりこれまでの練習でシフトなしの上段、中段、下段をぞれぞれ配列表をみることなく入力できるようになり、そして今回はシフトなしで入力できる文字を練習してみたというわけです。

月配列E-Xシフトなし面全体のキー配列

全部いっぺんにキーボード上での配列をみてみると、こんな並びになっています。

わ|た|っ|て|ょ|つ|ん|い|し|け|へ|
の|と|D|か|こ|く|う|K|L|な|ひ|
す|は|に|で|さ|ま|る|き|も|ー|

一応全部の文字が見ないでも入力できるようになっているはずなんですけど、こうして実際に画面に並べて眺めてみると、いっぺんに覚えるのはちょっと大変そうだな、と思ってしまいます。

まるで規則性なくランダムに配置されているように見えるからだと思いますが、理由がわかったところで覚えやすくなるわけでもないですし、さっそく入力していくことにします。

練習用テキスト

ないものはない

しょうこになるときまってはいない

けいけんしたことないので

つっきっていこう

ひまなひとのいうことです

へんなさーくる

すとーんさーくる

かってなひと

けっきょくかったまけたでしょ

うわきはできない

ひこくはけっています

ひょっとここわい

つんけんするなって

きょうこうしたってこと

さっきはにょういなかった

これだけでシフトなしでの日本語の文字の連なりをすべて網羅できているはずもないですが、これぐらい入力すればとりあえず慣れるので「よし」とします。

月配列E-Xは文字の出現頻度をもとに作者の方がなるべく打ちやすくなるよう考えられているので、シフトしない文字は最頻出の文字であり、今後もずっと使い続けていくうちにひと続きの言葉が一連の動作として自然に蓄積されていくはずだからです。

場所はすべて覚えているのに動作がまだつながっていない

たったこれだけの文でどれだけ使えるようになるかわからないけど、たどり着いたところでまた考えればいいからととりあえず始めることにして、1つめの文を入力しようとしてみると、段ごとに練習していたのとはまるで次元の違う感覚になりました。

喉元まで出かかっている言葉がなかなか出てこないときのあの感覚が、入力しようとするとき1文字ずつ律儀にやってきて、思い出すことにほんの短い時間ながら全力を注ぐのでいちいち手が止まり、ほとんど自分が自分でないような感じで気が遠くなります。

シフトなしの文字だけでこんなに気が遠くなってしまっていたら、シフトが必要な文字を導入しだしたら気絶してしまうのではないかと思ってしまいますが、いつまでもきついリハビリみたいな状態が続くわけではなく、入力に必要な神経の経路は使えば使うほど生理的には省エネになっていく、つまり楽に入力できるようになっていきます。

できないことをできるようにしている途中に神経が発達する

いまは神経細胞がやたらに枝を伸ばして、その先で触れるものすべてを経路として使えるか試行しているところなので、自分の指の動作も安定しませんし、うまくいったりいかなかったりしますし、時間もかかりますし、疲れますが、何度も反復練習をしているうちに最適な経路を勝手に見つけて余計な枝は刈り込んでくれるので、自動的に動作が洗練されていきます。

経路最適化や刈り込みといった作業は寝ている間に行われるので、起きている間にどれだけ枝を伸ばしつつ「うまくいったシグナル」、「うまくいかなかったシグナル」を出せるか、刈り込みに必要な睡眠時間をどれだけ確保できるかがポイントになります。

「寝る子は育つ」

「寝る子は育つ」というのはこのことです。塾講師で有名な林修さん(いつやるか? 今でしょ! のあの人)も「優秀な子で寝不足している子はいません。みなきちんと睡眠をとっている」と言ってました。人間本来の自然法則にのっとっているとうまくいく、ということですね。なにごとも無理はよくない。

というわけで、今の僕のタイピングの様子は、はためには「どうしちゃったの?」という状態ですが「こんなんでほんとにできるようになるのか?」といった心配はまったくしていません。親指シフトのときも始めたころはそんな感じでした。でも時間がかかることは覚悟しています。時間をかける甲斐があることを知っているからです。

親指シフトを練習しているときはまだ経験がなかったので途中で不安になったりしましたが、人間のために設計されている方法ですし、実際にできる人がごろごろいるのですから、やめなければ必ずできるようになります。現になりました。現在練習中のかたがたも安心して練習されると良いと思います。

2018-11-06 シフト操作の分類と、D シフトの練習テキストについて『中指シフトは親指シフトとローマ字入力の中間のような感触。手の動作はローマでシフト感覚は親指』に書きました。

目次

Author

naoan

始めるのに遅すぎることはない、とすごい人たちがみんな口をそろえていうので、まにうけて人生たのしもうともいます!