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親指シフトをやめて月配列E-Xで入力することにした

親指シフトで調子に乗って入力していると、どんどん誤入力が増えていってしまう、というか同時打鍵と判定してもらえないことが多くなってしまったり、隣の文字のほうを同時打鍵と判定してしまったりして、調子に乗らずにスピードを落として慎重に入力したほうが結局は早い、というのがどうにももどかしいです。

このもどかしさの詳細は「親指シフトで高速入力するためには意式的な練習が必要になるっぽい」をご覧ください。

#親指シフト

親指シフトで高速入力するためには意識的な練習が必要になるっぽい

最近親指シフトを覚えて仕事でも常用しています。もともと僕はローマ字入力でしたが、会社の人たちはみんな入力がとても速く、僕より遅い人はなかなかいないのでどちらかといえば遅いほうだったと思います。親指シフトをすすめるブログとかで良さそうに見えたのでやってみることにしました。順調に練習してローマ字入力と同じくらいの速度で入力できるようになったところで、完全に親指シフトでの入力に切り替えました。

自分に不自然なブレーキをかける感覚

もちろん自分の入力を矯正すればいいのだけど、一拍一文字で入力する感覚のために自分にとって不自然なブレーキをかけるのはちょっとつらい。

安全に速度を出せる文字の組み合わせパターンを覚えないと高速化しづらいし、高速パターン以外は気をつけて入力しないといけない。外来語なんかは親指シフトの文字が連続する組み合わせが多くてどうしても速度が落ちるし手がバタついてしまいます。

高速入力できるようになればなるほど最高速度と最低速度の落差が気持ち悪くなるかも。これは今すでにちょっと感じています。やけに入力しづらい組み合わせで調子を狂わされることがたびたびあるからです。

そういう意味だとローマ字入力にはそういう落差はほとんど感じません。打鍵数では 親指シフト:ローマ字 = 1:1.7 ということになってますが、入力完了までにかかる時間にそれほどの差はありません。

潜在能力が解放されるのは制約がないとき

地球交響曲でたった一つの種から1.5万もの実をむすんだトマトの話が紹介されていました。野澤重雄さんという方が発案した「ハイポニカ」という水耕栽培により、幹の太さ20センチ、葉や枝の拡がり8メートルの巨木に成長したそうです。

 野澤さんのトマトは、根のところに充分な酸素と栄養を含んだ水が常時流れている水槽で育てられている。成長の初期段階で、トマトは、今回は水や栄養に制約がないんだ、と自ら判断して巨木に成長した

出典:『トマトの叡智

自由に成長してもいいんだと感じると潜在能力が解放されるということですね。

ローマ字入力は親指シフトより制約が少ない

ローマ字入力は打鍵の順番で文字を指定するだけなので、同時打鍵判定が必要な親指シフトよりも制約が少ないです。僕が親指シフトに感じた窮屈さはきっとこれでしょう。

とはいえもともとローマ字入力していたときに文字入力をもっと効率化したいと思って親指シフトを練習しはじめたわけで、実際にローマ字入力していたときよりも、同じ時間で入力できる文字数は多くなりましたし、頭に浮かべた文字と打鍵動作の直結感はローマ字入力では味わえない感覚です。

でも、キーボードを使った文字の入力は親指シフトを使うことで天井知らずにどこまでも向上していける、とは僕にはいえません。

じゃあローマ字入力に戻るのかというと、それはそれで100メートル走の自己ベストを更新するかのような厳しいトレーニングが必要なのでつらい。

というわけでまた別の日本語入力用の配列を検索してみました。

できるだけ制約が少なく効率がよさそうなものを選びたかったので、同時打鍵系を除外して、ずっと使いつづけられるように特殊なキーボードや必要なソフトの縛りがないカナ入力系をピックアップしたかったのですが、あまり選択肢はなく、中指シフト系で汎用性が高く性能的にも申し分なさそうな月配列E-Xを練習してみることにしました。

まずはシフトなしのホームポジション段を覚えてみるところから始めます。

の|と|D|か|こ|く|う|K|L|な|ひ|

かこ くう なか ひと ひな こな こと この との とか とく とこ とう なく ひの ひく うく こう かう かの うの うか かひ

ひとの とうの こなの のうか ひなの なかの かなう のなか かくの ひかく かとう ひくう かのう

かこくな こうくう ひこくの うのとか とうかと なかのく くうこと

頭が日常生活にはない感じになります。あたらしい配列を覚えるのってこんなに大変だったっけ? 親指シフトを練習し始めてからある程度できるようになるまでのあいだ、「こんなことしてて大丈夫なんだろうか感」に苛まれたことを思い出しました。でもしばらく練習を続ければ入力が文字単位から単語単位に変わってくるのはわかっているので、気長にボチボチやっていこうと思います。

2018-10-19 続きの練習について書きました。 『ひさびさのローマ字入力は指のスピード感が新鮮だった

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naoan

始めるのに遅すぎることはない、とすごい人たちがみんな口をそろえていうので、まにうけて人生たのしもうともいます!