ノートPCのファンが動かなくなった原因がホコリだったケースの対処方法と、ついでにWindows10無料アップグレードについて
この記事は先日の『youtube動画の著作権と、DAWと、ノートPCの冷却ファンが回らない問題の対処と、Windows10への無料アップグレードとがすべて確認・実施できた1日』の一部を詳細に書いたものです。
フリーのDAWを使ってみようと検索してみると、同じ名前のものが何度もでてきます。
どれもWindowsかMacで使います。
しかしぼくはLinuxを使っているのでそれらをインストールすることができません。
しかたがないのでLinuxで使えるDAWを探していくつかインストールを試みましたが、CentOS6という今は旧式のOSなので、途中でライブラリのバージョンが低いというような警告がでて止まってしまい、インストールできたものはありませんでした。
ファンが回らなくなったノートPCの対処方法
うちには使っていないノートPCが一台ありました。
ある日突然ファンがまわらなくなり、電源を入れてからしばらくたつとボディが火鉢か焼肉屋のロースターの縁かなんかのように熱くなってしまうようになったので、故障をおそれて使用を中止していました。
このPCにはWindows7が入っているので、これが使えればフリーのDAWが使えます。
ファンが回ればまたもとどおり使えるのでは? 原因によっては自分で対処できるのでは?
そう思ってちょっと検索してみると、交換しろというのが圧倒的でした。
検索結果がほとんど交換をすすめる内容で埋め尽くされているなかで、ごくたまに、フタを外してホコリを取り去って接触不良を確認して元に戻したら動いた、という内容の記事が見られました。
ファンに付着しているホコリを取り除いて動いたケース
ダメ元でホコリをとってみることにして、こんどは分解方法を検索してみると、同じタイプのノートPCの分解画像を公開してくれているサイトがみつかって非常に助かりました。
この写真の出典元はそのサイト(rennonの俺的マシン遍歴 水冷PC さん)です。

出典:CPU交換編
フタをあけてみれば当然ながらこの写真とほぼ同じですが、とにかくものすごいホコリで色もこんなにクッキリとはせずにボヤっとしてしまうような状態でした。
綿棒で表面のホコリを取り除いてみたものの、そんなに劇的に何かが変わった感じはしません。
あまり意味がなかったかな、と思いながら、ふとファンにはってあるバーコードとその右側の金属部分とのあいだのクッションのようなものをつまんでみたら、ホコリでした。
写真ではファン本体をおおっている黒い樹脂と、右側の細かくギザギザに波打った金属部分とのあいだにわずかな隙間がみられますが、この隙間すべてにびっしりとホコリが詰まっていたのです。
つまみだすときにちぎれてしまわないよう注意しながら慎重にひきずりだすと、手品師の手から万国旗が延々とでてくるかのように、あとからあとから大量のホコリがでてきます。
取り出したあとのほこりは少しふくらむのか、重ならないように並べるとファンと同じぐらいの面積になり、よくもこんなせまいところにこんなにたくさん入りこんでいたもんだと思いました。
元どおりにフタをしめ充電ケーブルをつないで電源ボタンを押すと、「ブヮーーン……」と見事に息をふきかえしてくれました。
対処成功ついでにWindows10に無償アップグレード
こうして無事Windows7が起動しました。操作や制限などに不満を感じることは特にありません。
しかし、いずれCentOS6のように動くソフトがどんどん少なくなる日がくる可能性を考えると、最新のWindows10に無料でアップグレードできるならしておいたほうがよさそうです。
ぼくはこれまで不満をきっかけに自分からアップグレードしたことは一度もありません。
今回もなにか直接的な不満を感じているわけではありませんが、将来こまる可能性という間接的な不満に備えようとしているので、そういう意味では自分から能動的にアップグレードしようと思った初めてのケースです。
Microsoftによる無償アップグレードキャンペーンは2017年で終了していますが、検索してみると今でも無償でできるということなので、このページのとおりに進めたところ、アップグレードも無事完了しました。
まだ可能!Windows 10 への無償アップグレード方法【2019年版】
キャンペーンが終わった2019年現在でもアップグレード可能なことを知らない人が多いと思いますので、Windows7を使用しているお知り合いがいらっしゃる方は、オリンピックイヤーの2020年でサポートが終了してしまう前にこのページをシェアされるといいかもしれません。
これでとりあえずDAWをインストールできる環境ができたと思います。